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Flower story 《 BLEACH 》

第20章 蝶の奪還episode3






白哉「貴様は…夜一…」




十四郎「先代隠密起動総司令官、及び同第一分隊刑軍総括軍団長……四楓院夜一……。」




白哉「久しく見ぬ顔だ。行方をくらませておよそ100年。
死んだと思っていたが………。」




「……あれが夜一さん…?」




今、桜の目の前にいる夜一は
猫の姿ではなく、人間の姿だった。

長い黒髪を上のほうで結ぶ、綺麗な女性だった。




一護「夜一さん、助けに来てくれたんだろありがとう。でも俺今からそいつを倒さなきゃいけねえんだ。」




夜一はゆっくりと一護のほうを向く。





夜一「…倒す?おぬしがあやつを?愚か者。」




その瞬間、夜一が消えたと思うと
一護の腹に突きを入れる。




一護「なっなにすんだ…夜一さ……」




一護は倒れた。

夜一が一護を抱える。




「一護‼‼」




一護に駆け寄ろうとする桜を止める十四郎。




「一護‼一護ッ‼‼」




十四郎「薬か。強力な麻酔系の何かを内蔵に直接叩き込んだな。…彼を治す気か夜一。」




夜一「浮竹……」




白哉「治させると思うか。」




夜一「儂がおぬしに捕まったことが
一度でもあったか白哉坊。
3日でこいつをお前より強くする。
瞬神夜一、まだまだおぬしらごときに捕まりはせぬ。」




そういって夜一は消えていった。




「……一護………。」




分かってる。

夜一さんが一護を連れて行った理由は分かってる。

でも……でも…

一護が倒れた……


桜はフッと体の力が抜ける。

倒れかけた桜の体を支えたのは……




十四郎「おっとッ。」




すでに桜の意識はなく、
ぐったりとしていた。




白哉「その娘は牢に連れていくべきだろう。
そこまでの力を持った旅禍がいるとは思っていなかった。」




十四郎「ああ、俺が連れていこう。」




岩鷲や花太郎も十四郎の部下に
手当をしてもらうことになった。




十四郎「形がどうであれ君らは俺の部下を牢から救い出そうとしてくれた。そんな奴らを見殺しになんてするものか。」




そして腕の中にいる桜を見る。


十四郎「お前はまだここで終わらない。
そうだろう?桜。」


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