第3章 種から芽へ
キンキンキンキン!!!!
ガキン!!!
「それまで!!!」
「はい 今日も私の勝ちー!」
一「くっそ!またかよ!!」
あれから桜は毎日 一角と剣をあわせるようになった。
それもすべて一角から誘っているのだが。
「私に勝とうなんて1000年はやい!!」
一「いーや!あと1時間後には俺のほうが上だ!」
このたわいもない喧嘩はもう十一番隊の日常となっていた。
桜も一角とは普通に話せるようになり 剣八とも話せるようになった。
「1時間!?なわけないでしょ ハゲ!!」
一「だれがハゲだ!!ハゲじゃなくて坊主だ!」
「どっちも髪の毛ないことには変わりないでしょーが!」
一「なんだとぉ!?よーしもう一回勝負しろ桜!!
ハゲと坊主の違いを分からせれやらぁ!」
「私に勝てるようになるのは一角の髪の毛が
生え始める頃だね!」
一「なんだとぉ!?構えろ!!!」
「望むところよ!」
最近 毎日にぎやかな十一番隊。
にぎやかと言っても一角と桜が喧嘩してるだけだが……。
でもそれでも十一番隊の隊士たちはそれが新鮮でその喧嘩を見てるのが楽しかった。
それに桜の戦いが見れる。
十一番隊にとっては最高だ。
一「オラオラオラオラァ!」
「最近 鬼灯丸の使い方が一段と上手くなったね!」
最近というか桜と戦うようになってから一角の鬼灯丸の使い方が変わった。
鬼灯丸の長さを利用した斬魄刀と共に戦うスタイルになっている。
一「今 鬼灯丸と仲いいからな!」
「でも 私たちにはかなわないね!」