第19章 蝶の奪還episode2

「なっ……！？」



砕蜂「死ね。」



ザシュッ!!!


あたりに血が飛び散った。



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一護「……桜……？」



桜とは全く別の方向で戦っていた
一護が気づく。

桜の霊圧が…………



一角「さっきのテメェの仲間、
死にかけてるみたいじゃねぇか。」



ニヤリと嫌味たらしく一角が笑う。


そう。
桜の霊圧が極端に下がっている。

しかも相手の霊圧が異常じゃない。



一角「へえ、相手してんのは砕蜂隊長か。
テメェの仲間、運が悪ぃなー。」



砕蜂隊長？

今一角は隊長と言った？



一護「待てよ一角。今何て言った？」



一角「あ？相手してんのは砕蜂隊長って。」



一護「隊長だと！？」



一護も夜一から聞かされていた。

隊長に会ったらすぐに逃げろと。


なのに今桜が戦っているのは
隊長だというのか？



一角「まあ、隊長に会っちまった
ソイツの運命を恨め。
それに砕蜂隊長は隠密機動の隊長でもある。
逃げられるはずがねぇ。」



クソッ!!!

俺が護るって言ったじゃねぇか!!!


さっさと一角倒して桜のとこに
行かないと…………。

でも…………


一護も危ない状態だった。

腕からは血が流れ少し目眩もする。


クソッ、どうにかしねぇと!!!