第19章 蝶の奪還episode2
一護・岩鷲チーム
バリバリバリバリッ!!!!!!
遠くの方でした音に反応した4人。
音のした方を見ると黄色の稲妻がはしっていた。
?「あれお前らの仲間か?」
坊主頭のほうの男が聞いてくる。
一護「あぁ。俺はアイツのとこに行かなきゃなんねぇんだ。
悪いが通してもらうぜ。」
?「それを許すと思うか……?」
ニヤリと笑いながら坊主頭が木刀を抜く。
すると…………
岩鷲「俺はゴメンだぜ!
あばよ一護!!!」
一護「はあっ!?おい、岩鷲!!!」
岩鷲は一目散に走って行ってしまった。
それを見逃す奴らではない。
?「チッ、弓親 追え。」
弓親「わかってる。」
弓親と呼ばれたお洒落な感じの男は
岩鷲を追いかけて行った。
?「おい、お前 名はなんて言うんだ。」
一護「黒崎一護だ。」
一角「ほう、俺は斑目一角だ。
一の字がつくヤツは嫌いじゃねぇが
仕方ねぇ事だ。
恨むんなら親を恨め!!!」
そう言って一角は一護に向かって行った。
この時、桜がこの場にいたら
なにか変わっていたのだろうか。
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「もう!いい加減にしてよね!!!」
相変わらず桜は
死神に追いかけられていた。
曲がり角を曲がったところで…………
「ゲッ、挟み撃ち。」
死神「旅禍を捕らえろー!!!」
死神「死ねぇ、旅禍!!!」
「羽ばたけ紫蝶!」
桜は自身の下に風を巻き上げる。
すると桜の体が大きく宙に浮く。
「羽ばたけ赤蝶!」
そのまま手を下にかざす。
するとその手から大きな炎が巻き上がる。
ゴオオオオオオ!
まるで火炎放射のように放たれた炎。
死神「うわああああ!!!」
死神「くそ!何も見えない!!!」
「さよなら♪」
そうして桜が屋根に着地し、
走り出そうとした時だった。
「!!!」
とっさに体を後ろに反らせ攻撃をかわす。
そのままバク転で距離をとる。
?「ほう、あの距離で私の蹴りをかわすか。」
ニヤッと笑って立っている女。
背中には 二 の文字が書かれた羽織があった。