第18章 蝶の奪還episode1
「よし、こんなもんかな?」
桜は見事に3分で兕丹坊の腕をくっつけた。
まだ兕丹坊は眠っている。
「あとは安静にしていれば大丈夫なので後お願いします。」
興味津々で桜の回復術を見ていた流魂街の人に頭を下げ桜は一護たちのもとへ行く。
ついてみて驚いた。
家が少しだけ壊れている。
なにがあったのか。
桜は急いで中に入る。
「な、なにしたの?」
そこには少しの傷を負った一護の姿が。
一護の話によると…………
桜がでていって少しした頃、イノシシに乗った男たちがやってきた。
その男たちと色々あって一護はボスらしき人と戦ったらしい。
ちゃんと素手で。
それで傷をおってしまった。
一護「……ってわけだ。」
「なにしてんの(笑)
ほら怪我したとこ見せて?」
一護は死覇装の腕をまくる。
そして見たかぎり顔も殴られたみたいだ。
「羽ばたけ白蝶。」
桜の手の甲に白い蝶の紋章が浮かび上がる。
怪我しているところに手をかざす。
するとみるみるうちに一護の傷が消えていった。
一護「すげえ……。」
「傷の範囲が大きいとさっきの兕丹坊さんの治療法になるけどある程度ならこれで大丈夫。それにこっちの方が早いからね(笑)」
はい、もう大丈夫。
そう言って桜は手をかざすのをやめる。
夜一「一護の傷も治ったことじゃ。明日の行動について説明するぞ。」
夜一の話によると…………
門が閉ざされてしまったため普通に瀞霊廷にはいることは厳しい。
それだったらいっそ誰にも気づかれないように侵入してしまおう。
そうなったらどこがいいか。
よし、空から侵入しよう。
夜一「こういうことじゃ、わかったかの?」
石田「そ、空から!?どうやって……」
夜一「そこはちゃんと考えておる。すべては明日じゃ。皆明日に備えて今日はもう休もう。」
こうして尸魂界1日目は終了したのだった。