第18章 蝶の奪還episode1
いきなりの隊長の登場に全員身構える。
市丸「門番が門開けるんは死ぬゆう意味やぞ。」
その瞬間…………
ドスッ!!!
兕丹坊「ぐ……ぐうぅ!」
兕丹坊の左腕がなくなっていた。
左腕がなくなってしまい兕丹坊は体で門を支える。
茶渡「は、はやい……」
市丸「あら、まだ支えられるんやね。なら今度は……」
ガンッ!!!!
一護が市丸に向かっていった。
当然だが市丸はその攻撃を跳ね返す。
一護「何してくれてんだよテメェ!」
夜一「おぬしが何をしておる!?」
市丸「オレンジの髪……へえ君が……」
市丸は一護を見る。
阿散井恋次の報告にあった死神はコイツや。
市丸はスッと刀を構える。
その構えている刀はすごく小さくて……
一護「なんだ?そんなちっさい刀で戦うのかよ?」
市丸「ちっさい刀やない、これが僕の斬魄刀や。
『 射殺せ 神鎗 』」
その瞬間、市丸の刀がすごい速さで伸びる。
「羽ばたけ 緑蝶!!!」
桜はとっさに色蝶を召喚する。
一護の前に緑の透明の蝶の盾が作られる。
その盾ごと一護は後ろの兕丹坊と一緒に門の外に出てしまった。
「羽ばたけ 蒼蝶!」
蒼色の蝶は大きな四角の立体を作り出す。
その中に兕丹坊と一護は飛ばされた。
一護「うわ、なんだコレ!?」
不思議な感覚だった。
まるで海の中にいるような…………
でも息はできる。
市丸「バイバーイ♪」
市丸は手を振りながら門が閉まるのを見ていた。
一護「くっそアイツ!おい桜、これなんだ?」
「それは蒼蝶。蒼蝶は水の力を持っていてそれを少しひねればこういうことは簡単に出来るよ。」
一護「へえーすげえな。服も濡れてないし。息もできたし。」
「そこらへんの調節は出来るからね。」
一護「便利なもんだな。」