第3章 種から芽へ
一「入ったばっかで瞬歩ができて俺らと同じ速さかよ!
弓親!!一気にケリつけるぞ!」
弓「僕もそう思ってたところさ!」
まさか……と思い隊士たちが二人を見ていると……。
一「延びろ 鬼灯丸!!!」
弓「咲け 藤孔雀!!!」
二人が同時に始解をして 斬魄刀が変形していく。
一角の斬魄刀 鬼灯丸は長い槍のように形になり 弓親の斬魄刀 藤孔雀は何枚かの刃へと変化した。
一「さぁ いくぜ!!!」
そう言って一角が桜に突きをいれていく。
それを軽々と瞬歩でかわす桜。
一「すばしっこいやつだなぁ!!!
弓親!!!!」
桜が一角の突きをかわしていて がら空きの背中に弓親がせまる。
弓「後ろが がら空きだよ ティンカーベル?」
ふたりの攻撃を同時にうけそうになった桜は瞬歩でその場を去る。
「誰が 戦い中にがら空きの場所を作ると思います?」
一「上か!!!」
「さすが!!!」
ガキンッ!!!!!!
桜の斬魄刀と一角の鬼灯丸がぶつかる。
力では一角のほうがはるかに上を行く。
しかし………………
ドスッ!!!!!
一「ぐっ!!!!」
桜の回し蹴りがきれいに命中する。
そして一角は隊舎のはじまでとんでいく。
ドォン!!!!
あたりにホコリが舞う。
一「やってくれるじゃねぇか!!
そうじゃねぇとな!!!」
また一角は桜に向かっていく。
しかしまた後ろから弓親がくる。
挟み撃ちだ。
ふたりともとてつもないスピードで桜にせまっていく。
その距離 あと2m 1m………………
シュンッ!!!
ゴンッ!!
後少しのところで桜は瞬歩を使い
一角と弓親はぶつかった。
一・弓「「いったぁぁぁぁぁ!!!」」
ふたりの声が十一番隊の隊舎に響いた。