第3章 種から芽へ
「「「うそだろ?あの隊長が負けた!?」」」
十一番隊の者たちは驚きを隠せない。
まだ護廷十三隊にはいって1ヶ月もたってない少女があの更木 剣八をやぶった。
更「……ははっ。」
ふいに剣八が笑い始める。
更「はははははっ!!!
おもしれぇ!!やっぱりお前をここに連れてきたのは間違いじゃなかったな!」
たのしそうにわらう剣八。
その姿を見て桜は思った。
この人は戦いが自分ではどうしようもない位
好きなんだろう と。
「終わりですか?」
桜がそう聞くと
更「今日は俺はもう満足した。」
(俺は)?
ということはまだ満足してない人がいるわけで。
更「一角!!!弓親!!!」
奥から十一番隊でも有名な二人が顔を出す。
この二人も戦いたいという気持ちが目にでていた。
更「次はこいつらだ。
一人倒してもまだひとりいるからな。」
十一番隊の者たちは顔を青くする。
剣八のあとに一角と弓親。
地獄のような絵だ。
「ひとり倒してももうひとりいるのはめんどくさいです。
2人いっぺんにかかってきてください。」
そう言って桜は斬魄刀をかまえる。
驚きすぎてる皆は声も出ない。
あの一角と弓親を2人いっぺんに相手すると言ってるのだから。
一「ずいぶんとなめられてるじゃねぇか。
なぁ弓親?」
弓「そうだね。僕ら二人を相手すると言ったことを後悔させようよ 一角?」
そして二人も斬魄刀を構える。
その光景に剣八はゾッとした。
怖さではない。
いまの剣八の感情に相応しいのは 楽しみ。
楽しみで体がゾッとしたのだ。
一・弓「いくぜ!!! / いくよ!!!」
二人と同じように桜も瞬歩で動き出す。