第17章 太陽と交わす夏の約束
8月1日。
浦原商店での勉強会を終えた一護は尸魂界への扉が開かれるのを待つため普通に夏休みを過ごすことになった。
ほんの 少しの間だけ。
一「おい、ケイゴ。こんな時に何の用だよ?
俺、さっさと会場に行きてぇんだけど。」
桜と一護は手を繋ぎながら歩いていると
後ろからケイゴに声をかけられた。
何日ぶりだろう。
桜は声をかけられた瞬間、手を離したので
なんとか見られずに済んだ。
ケイゴ「俺がどんな気持ちで今まで夏休みをおくってきたと思ってんだ!?!?
暇すぎて暇すぎて……俺はRPGを5本もクリアしちまったぜ…………。」
一「たった5日でそこまでいけばお前、才能あるんだと思うぜ……💧」
ケイゴ「なにをぉ!?!?お前はなぁ…………」
その瞬間、ケイゴは後ろから誰かに蹴られて前にふっ飛ぶ。
そこには…………
たつき「浅野、ジャマ!
お、桜じゃん!久しぶり!!!」
「たつきちゃんに織姫って…………たつきちゃんどうしたのその腕!?!?」
たつきと織姫も合流。
久しぶりに会ったたつきの腕は骨折していた。
たつき「あー、これ?実はインターハイの準決勝で折っちゃってねー。このケガさえなければ優勝できたのに……!」
たつきはふてくされてような顔で話す。
一「よくそんなので決勝にでたな………。」
たつき「いやー、決勝の相手がゴリラみたいな女でね。あれは悔しかったわ。」
そんな話をしていると茶渡と水色も合流。
みんなで花火大会に行こうという話になったのだが……。
たつき「めんどくさっ。近くまで行くと人多いじゃん。だったらこのへんで見とこうよ。」
ケイゴ「それが若者のいうセリフかぁ!?!?」
そんな時………………。
向こうから大きな声で一護を呼ぶ声がした。
一心「一護ぉー!!!!!!!!」
カリン「一兄ぃー!!!!!!!!」
ユズ「おにいちゃーーーーーーん!!!!!!!!」
一護「げっ!!!」
3人はそのまま一護に衝突し、一護はその場に倒れ込んだ。