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Flower story 《 BLEACH 》

第17章 太陽と交わす夏の約束





「ねえ、ほんとに変じゃない?大丈夫?」



雨「…大丈夫、似合ってる。」



なんども桜は鏡の前でくるんとターンをする。


今日は夏祭り当日。

一護が迎えに来るまであと1時間。

桜は何度も雨に聞いて大丈夫か確かめる。

着ているのは浴衣。

白にカラフルな花が描かれていて帯はレース。

黄色の長い髪は上の方でおだんごに。



「あー、あと持っていくものとかある?」



ジン太「さっきからウロウロして。
そんなにお祭り楽しみかよ?」



「そりゃあ…………あっ、ネックレス!!!」



しっかりと一護からもらったネックレスをつける。

その時。


ピンポーン



「え、一護かな?」



ジン太「はやくね?」



雨「……見てくるね。」



雨が確認しに行くと…………



一護「わりぃ、待ちきれなくて来ちまった……。」



一護が少し顔を赤らめて玄関に立っていた。

一護の姿を見て駆け出す桜。



「一護!!あたし準備終わってるよ!行こ!!」



一護「はやかったな!(笑) じゃあはやいけど行くか!」



一護は桜の姿を見て顔を赤くするが手でおさえてなんとかごまかす。

そして一護の首元にもネックレスが。

私服の一護に浴衣姿の桜。

一護が手を差し伸べて下を向きながらその手をとる桜。


どこから見てもお似合いのカップルだった。



雨「……お互い、大切にしあってるんだね。」



ジン太「特に一護はな。あんだけ可愛い女を好きになったら気が気じゃねぇだろ。」



そんなふたりの様子を微笑んで見守る影が2つ。


夏祭りが始まる。



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