第3章 種から芽へ
ガキン ガキン!!!!
十一番隊の隊舎に響く刀が触れ合う音。
更木が自身の斬魄刀で戦う姿。
十一番隊の者たちが憧れる姿だった。
更「つまんねぇな!!!!
はやく 始解しろ!!」
笑いながら剣を振り回して言うセリフかと思うくらい 剣八は戦いを楽しんでいた。
「あなたがしていないのに始解して 楽しいですか?」
剣八の斬魄刀の攻撃を簡単に受け流しながら桜がいう。
十一番隊の者たちは驚く。
自分たちの隊長の攻撃を簡単に受け流しそして話せることもできるのかと。
更「俺の斬魄刀はこれが始解の状態だ!
さぁ はやくしろ!俺を楽しませろ!!」
キンッ!!!!!
高い音とともに桜の斬魄刀が床に落ちる。
更「おめぇが始解しないのが運のつきだな。」
そう言って剣八が桜の喉元に刀を持ってこようとした時だった。
「……斬魄刀が落ちたら戦いは終りですか?」
そう言って剣八が喉元に刀を持ってこようとする前に 桜の姿が剣八の視界から消える。
更「どこだ!!」
あたりを見渡した時だった。
「ここです!!!」
上から桜の声が聞こえ剣八が上を向こうとした時には桜の斬魄刀が剣八の喉元にあった。