第17章 太陽と交わす夏の約束
テ「桜殿!!!体の具合は……!!」
「あたし…………どうして……。」
テッサイは桜がここにいる理由を話す。
森で倒れていたこと。
それを一護が助けてくれたことを。
「そうだったんですか……。そうだ!一護は!?
一護の霊圧を感じました!」
テ「黒崎殿なら地下の勉強部屋ですぞ。呼んできましょうか?」
「……いえ、いいです。地下の勉強部屋ってことは修行してるんですよね?
邪魔したくないので区切りがついてから一護には会います。」
テ「わかりました。それでは区切りがつくまで体の回復に専念しましょうぞ。」
「……はい、テッサイさんお願いします。」
テ「お任せ下さい。」
テッサイがそう言うと桜はまた眠りについた。
まさか黒崎殿の霊圧で目が覚めるとは……。
桜殿にとって黒崎殿はどれほど大きな存在なのだろう。
そしてそれは黒崎殿も同じはず……。
お互いがお互いを………………。
テッサイのこの考えは完璧な考えだった。
一護も桜もお互い…………。
テッサイも意外と鋭かった。
お互いの想いを伝えられる日が来るのはいつになるだろう。