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Flower story 《 BLEACH 》

第16章 目覚めた太陽


「!!!」


反射的に攻撃を躱す桜。

色蝶の攻撃が当たった部分には大きな穴が空いていた。

嫌な汗が桜の背中をつたう。


色蝶「……よく、躱したわね…。
ほとんどの人は最初の一撃でやられるって聞いたんだけど。」


「……もし、もしあたしがアナタに負けたらあたしの色蝶の能力はどうなるの…………?」


色蝶「今の自分の色蝶の能力を90%失うわ。
ほかの人たちは、ある杖を使って色蝶の能力を無理やり引き出してたらしいわよ。」


でも何千年に1人しか出来ないこと。

それが自分の色蝶に自分の力を認めさせること。

ほとんどの人が自分の能力を失っていたことになる。


色蝶「もう質問はいい?次、いくわよ。」


桜は構える。

やるしかない そう思ったから。


色蝶「それでいいのよ…………!!」


ガガガガガガガガガガ!!!!


色蝶の攻撃を一つ一つ手で弾いていく桜。

一つ一つの打撃が重くそして強かった。

桜の体はだんだんと後ろに行く。


(このままじゃ いつかやられる。
どうにかしないと……。なにか方法は…………。)


すると色蝶が桜の顔に向かって右足で蹴りをいれてくる。

それを体を後ろに倒して躱した桜はそのまま
自分の左足を色蝶の右足に絡ませて霊圧を込めて
左足を軸にして右足で色蝶に蹴りをいれる。


ガンッ!!!!


色蝶「うそっ……!」


色蝶はそのまま蹴られた方向にとんで行った。

バック転をして体制を立て直す色蝶。

しかし体制を立て直す暇を与えず桜が攻撃する。


色蝶「くっ……!!!」


高速の連続で繰り出される拳を躱しきれない色蝶は
何発かくらってしまう。

拳の全てに霊圧が込められており色蝶の息はもう上がっていた。


色蝶「っ……はぁっ……はぁっ…………。」


「まだやる?」


色蝶の目の前に拳を突き出し問いかける桜。


色蝶「っ……ふざけないでっ!!!」


バシッと桜の手を払って色蝶は空に飛び立つ。

そして色蝶は目をつぶる。

色蝶の透明な羽が赤く染まっていく。


色蝶「羽ばたけ 赤蝶!!! 」


その瞬間、桜の目の前は真っ赤に染まった。


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