第16章 目覚めた太陽
喜「そーいえば黒崎サン、桜さんは?」
一「えっ、帰ってきてねーのか?」
喜「えぇ。てっきり黒崎さんと一緒に来るものだと思ってましたから。」
一護は思い出す。
織姫に言われた言葉に元気をもらいそのまま駆け出してきたことを。
家に帰ってそのことを思い出して てっきりもう
浦原商店にいるものだと思っていた。
一「俺、探してくる。」
一護が駆け出そうとした瞬間だった。
喜助にとめられた。
喜「いや、いいです。黒崎サンが修行することは桜さんは知ってます。
だったら自分を探しに来て欲しくないと思います。
もし探しに行ったとしても桜さんに怒られますよ?
桜さんにはなにか考えがあるんじゃないスか?
アタシたちはアタシたちのするべきことをしましょう。」
一「そうだな。桜なら大丈夫だ。」
喜「ハイ。では行きましょうか。」
一護と喜助、そしてテッサイに雨、ジン太は
みんなで浦原商店の地下室に向かった。
そして織姫、茶渡は喋る黒ネコの«夜一»と修行を始め、石田はひとりで川で修行を始めたのだった。
夜(桜、なにを考えておるのじゃ。)
夜一は暗くなってきた空を見上げた。