第16章 目覚めた太陽
織「そっかぁ。朽木さん元の世界に戻ったんだね。」
「うん。でも驚いたな。織姫が死神の一護のこと
見えてたなんて……。」
織「あたしは桜ちゃんに能力があるってことに
驚いたよ…………。」
お互いに驚きあっていた2人。
織「でもさ、ゴチャゴチャ言ったってとっくに
黒崎くんの中では決まってるんでしょ!
生きてりゃそのうち家族にでも何でも会えんだろ!
死んだら全部オシマイだぜ!
あたしの知ってる黒崎くんだったらそう言うよ!」
織姫は眩しいほどの笑顔を見せる。
一「ありがとう、井上!」
一護は走ってその場をさっていった。
その姿を切ない笑顔で見る桜。
織「……ケガしないでね……。
ううん、…………させない………………。」
そして織姫も走ってその場を去っていく。
そっと桜は気づかれないように織姫のあとを追った。
織「もしもし、茶渡くん?
……うん…………うん。あたし、決めたよ。」
織姫は公衆電話で茶渡に電話をかけていた。
その言葉の意味を理解した桜は走ってその場を去った。
そして夕方。
浦原商店に一護は来ていた。
喜「いらっしゃい。どうスか傷の調子は?」
一護はガバッと上の服を開いた。
そこにはしっかりと塞がっている傷。
一「全快っ!!!」
喜「結構!親御さんには言ってきましたか?」
一「あぁ。友達の家泊まるっていってきた。」
喜「あながち間違ってはいないですけど……
なんか処女の外泊の言い訳みたいっスね………。」
一「殺すぞ。」
喜「さ、そんじゃ始めましょうかね。」
すると一護は素早く頭を下げて…………
一「よろしくおねがいしますっ!!!!!」
喜「な、なんかあったんスか……?」
一「別になにもっ!!」
喜助はその言葉を聞くとフッと微笑んで
喜「こちらこそ、よろしく。」
夏休みが始まる。