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Flower story 《 BLEACH 》

第16章 目覚めた太陽


そして店主と少し話した後、女の人は
甘党屋を出ていった。

その後、たくさんの男の人たちが いちご大福を
買っていったのは言うまでもない。

桜はその様子を見ていた。

あの女の人がこの村の有名人というのは嫌でも
わかった。


男「おっちゃん、いちご大福5つ!!!」


男「おじちゃん、俺は10個!!!」


男「なんだと!?じゃあ俺は20個だ!!」


店主「はいはい、ちょっと待っといてくんな。」


ガヤガヤ騒いでいる男の人たちを少し見て、
桜は甘党屋を出た。

みんな同じ髪の色だと分かりにくい。

髪型は人それぞれだけどやっぱり分かりにくい。

そんなことを考えている時だった……。


ドォォォォォォン!!!!!


あたりに大きな爆発音が響いた。

何事かと村人たちは外に出る。

そこには………………


虚「ウォォォォォォ!!!!!」


虚がいた。


『こんなとこに!?』


桜は急いでそこに駆けつける。

そこには沢山の村人がいた。

村人たちは何かを叫んでいる。


村人「虚が来た!!!急げ!!!!」


村人「私たちでは どこまで止められるか分からない!!!だから急いでくれ!!!!」


村人「はやく隠すんだ!!!」


村人たちは必死に《何か》を守ろうとしている。

しかしそんな村人たちは あるものを使って虚と戦っている。

それは………………


『……蝶の形をした杖………………?』


蝶の形をした杖を使って必死に戦っていた。

その杖は村にたくさんいたあの蝶達を操っているようだった。

そう。

操っているようだった。


村人「くそっ!!言うこと聞けよ!!!!」


完全に人が蝶の上に立っている世界だった。

その村に平等という言葉は存在しないのかと思った。

しかしそんな中で何人もの村人たちが倒れていく。

その様子が耐えられなくて桜は駆け出した。

そして色蝶を使い戦おうとするが…………。


『どうして?どうして戦えないの……?
どうして何も反応してくれないの…………!?』


色蝶のネックレスは何も答えてくれなかった。

まるで 手を出すな と言われてるようで。

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