第15章 再会した空と花
恋「終わりだクソガキ!!テメーはこの阿散井恋次に負けてここで死ぬんだよ!!!」
一護は先ほど傷を負った肩とは逆の肩に傷を負ってしまった。
それも先ほどの傷より何倍も大きな傷を。
一護の心臓が大きく動き鼓動が聞こえる。
恋「悪いなガキ これが力の差だ。
テメーに個人的な恨みはねぇが尸魂界にとっては
いちゃいけねぇ人間なんだよ。
さっさと片付けて帰るぜ。」
そして恋次は斬魄刀を構える。
両肩に傷を負った一護は動かない。
恋次の後ろではルキアが拳を握っていた。
ル(まだ、まだ動けるか一護?動けるなら今からでもいい逃げてくれ……!早くお願いだ、早く!!!)
そう思ったルキアは…………
バッ!!!
恋「な……何してんだルキア!!
これ以上自分の罪を重くするんじゃねえよ!!」
恋次に飛びかかって斬魄刀を止めていた。
ル「逃げろ一護!!!立て!!!
立ち上がって逃げるのだ一護!!!!! 」
そして一護の手が動いた。
しかしルキアの意思とは真逆に斬魄刀を持って立ち上がった。
恋・ル「「!!!」」
恋「なんだ……まだ動けたのか。
丁度いい。動けないやつにトドメさしてもつまんねえからな。
それじゃいっちょ景気よく派手に斬りあって死んでくれ!!!」
ル「一護!!立てるなら逃げろ!!!
………………一……………………」
恋「来ねぇならコッチからいくぜ。」
そう言って恋次が斬魄刀を構えると…………
バンッ!!!
一護の斬魄刀のヒモが切れた。
そして………………
恋(な、なんだこの異常な霊圧の上がり…………!!)
恋次は斬魄刀をかまえて守りの体制に入ったが……
ダンッ!!!!
恋「なにっ!!!」
恋次の肩から血しぶきがでていた。
恋「テメエ……!!」
そして振り返ろうとした時………………
ドンッ!!!
真っ向から斬魄刀で攻撃され恋次は吹き飛んだ。