第14章 目覚めた花の新たな能力
母『 羽ばたけ 赤蝶 』
「 羽ばたけ 赤蝶 !!!」
すると次はまた透明だが今度は赤い蝶が現れる。
母『実は色蝶は2つに分けることができるの。
蝶に両手で触れて手を左右に引くの。』
言われたとおりにすると両手に赤い蝶の紋章ができた。
母『手のひらを上に向けて両手に霊圧を込めて。』
両手から小さな赤い蝶が霊圧を込めるほど出てくる。
母『今よ!!手のひらを外側に向けて!!!』
すると赤い蝶は火の蝶となり虚を撃退した。
「……すごい…………。」
母『これがあなたの能力、色蝶よ。
またまだ色蝶には種類がたくさんあるわ。
でもそれは教えることが出来ないの。
自分で色蝶と向き合って色蝶に認められてから
使えるようになる力。
桜、あなたは私の子。絶対に色蝶を使いこなせるはずよ。
………がんばってね応援してるわ。』
「お母さん、待って!!!!!」
お母さんはスーッと消えていった。
「……ありがとう…………。」
空に向かって桜はつぶやく。
そして急いで一護のもとに戻り白蝶を使って
回復させていく。
少し時間がたって一護の目が覚めた。
「一護、よかった!!!!」
一「桜!?お前なにして!?」
「あたしも力を手に入れたの。
これで一護の役に立てるよ。」
一「力…………。」
「ねぇ、一護。まだ虚はたくさんいるんでしょう?
あたしも戦うよ。空座町を守りたいの。
なにより………一護を、みんなを守りたい。」
一「桜が俺を守ってくれるんだったら
俺は桜を守るから。」
「じゃあ……」
一「あぁ。一緒に守ろうぜ。街もみんなも。」
「うん!!!!」
そう言って2人は虚のいる場所を探して走り出した。