第14章 目覚めた花の新たな能力
その頃、ルキアはある虚と戦っていた。
ル(くそっ、こんな虚に……!!)
虚はたった1体、それに弱い。
ル(こんな虚、死神のときだったなら余裕だったではないか……!
傷一つ与えられんというのはどういうことだ!?
私の力は全くと言っていいほど回復していないのか!)
そして虚が腕をあげる。
すでに傷を負っている足では動くことすらできない。
覚悟を決めて目をつぶると…………。
ドゴーーーン!!!
虚が一護によって蹴り飛ばされていた。
ル「いち…………」
コ「ねえさーーーーーーーん!!!!!」
ル「コンか!!コンだな貴様!!!」
一護の体に入ったコンがルキアに抱きつく。
ルキアはそれをやっとかっとかわす。
そしてそこにある人物がやってきた。
ル「………………石田……。」
石「やあ、朽木ルキア。こうして話すのは初めてだね。」
そしてそこにまたまたある人物がくる。
石「…………君………………。」
一「やっと見つけたぜ石田ァ!!!!」
「ルキア、ケガしてる!!!!」
一護と一緒に現れた桜はすぐにルキアに駆け寄る。
そして唱える。
「羽ばたけ 白蝶。」
白蝶を使いルキアのキズを直していく。
ル「桜!?!?なんだその力は!?!?」
「色蝶っていうの。お母さんが教えてくれたの。」
ル「桜の母親……?お前記憶が…………?」
「ううん、戻らないよ。
でもねわかったんだ、お母さんだって。」
ル「……そうか。よかったな桜。」
桜は優しく微笑む。
まるであの頃のように。
死神だったあの頃のように…………。
ル(久しぶりに見たな。桜の笑顔。)
そしてルキアの傷を治し終わった頃には一護と石田はどこかに行っていた。
その後、大虚という普通の虚の親分の様なものを
一護が一刀両断して追い返した。
誰もが一護の力に驚いた。
そして始まる。