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Flower story 《 BLEACH 》

第14章 目覚めた花の新たな能力


するとネックレスの花の鍵の花びらがたくさんの色に変わる。


「なに……これ?」


すると目の前に1人の女の人が現れる。

幽霊のような感じだが まったく怖くない。

なぜか懐かしさ、安心感を感じた。

記憶になかったはずなのに…………。


「…………お母さん…………。」


記憶にないはずなのに分かった。

お母さんは優しく微笑む。


母『……桜………久しぶりね。
よく、覚えててくれたわね…………。』


「お母さんっ……。」


桜の目からは涙がこぼれる。

懐かしくて、愛しくて、安心して…………。

そんなたくさんの感情が混じっていた。


母『泣いてる場合じゃないわ。
あなたの大事な人が…………。』


「そうなのっ、一護がっ!!!
お母さん、どうしたらいいのっ!!!」


母『大丈夫、落ち着いて。今から教えるわ。
その 色蝶(しきちょう)の使い方を……。』


「使い方……?」


母『そうよ。まずは彼を治してあげましょう。』


「そんなのムリだよ!あたしに出来るわけが……」


母『出来るわ。自分を信じて。大丈夫。
お母さんの言った言葉に続けてね。』


「……わかった。」


母『 羽ばたけ 白蝶 』


「 羽ばたけ 白蝶 !!」


すると桜の周りに透明だが白い蝶が現れる。


母『桜、その蝶に触れて。』


桜は言われた通りに蝶に触れた。

すると桜の手のひらに白い蝶の紋章が表れる。


母『さあ桜、その手を彼にかざして。』


桜が一護に手をかざすと…………


「……う…そ…………。」


みるみるうちに一護の傷が治っていく。

よく見ると手のひらから白い優しい光が溢れてる。

その光が傷を治しているようだった。


母『桜、それは傷を治す蝶よ。
彼の応急処置は終わったようだから次行くわよ。』


「わかった。まっててね、一護。
終わらせたらすぐにまた治すから……。」


母『さあ、次にいくわよ。』

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