第14章 目覚めた花の新たな能力
そしてその日の放課後。
一護は桜を家に送った後である人物をつけていた。
石「はあ……家までつけて来る気かい?黒崎一護。
君の霊力はバカみたいに垂れ流しだからね。
水瀬さんと僕のことを話してた時から気づいてたよ。
……そのネックレス喜ばれたみたいじゃないか。」
そう言って石田は一護の首元を見る。
そこには桜とのペアのネックレスが光っていた。
一「そんなことまで知ってんのかよ」
石「君はどうも霊力の高い人間を把握することが苦手なようだね。
その証拠に僕の存在に気づかなかった。
僕は知っていたけどね。入学した時から君の異常な霊力の高さ。
君が五月の半ばに死神の力を手にしたこと。」
一「じゃあ…………」
石「もちろん知ってるさ。朽木ルキアの正体も。」
その瞬間。
石田の背後からあるものが浮き上がってくる。
一「これは……!」
石「そう、これは霊絡。上位の死神にしか見ることができない。
そう聞いているはずだ。だけど、知ってたかい?」
すると石田は一護に向かって手を伸ばす。
そして何かを掴んだ。
石「死神の霊絡は紅いってこと。」
石田は一護の霊絡を離す。
そして一息ついて話しだす。
石「だが、1つ僕にもわからないことがある。」
一「……な、なんだよ…………。」
石「水瀬さんは何者だい?」
一「!!!!」
石「普通の人の霊絡は白。死神は紅。
だが、彼女はどうだ。彼女の霊絡の色は…………」
石「なぜ黄色なんだい?」
一「き、黄色………………?」