第14章 目覚めた花の新たな能力
一護はポケットから可愛い小さな包装紙を取り出す。
そしてそれを桜に渡す。
「えっ、なにこれ?」
一「いいから、開けてみろ。」
不思議に思いながら桜は丁寧に包装紙を開けていく。
するとそこには…………
「わあ…………可愛い……。」
小さな花の形をしたカギのついたネックレスがあった。
花の形をしたカギはピンクでネックレスは黄色、白、
水色などたくさんの色のチェーンで出来ていた。
カラフルでとても可愛いネックレスだった。
「これ、誰かにあげるの?」
もらった人は嬉しいだろうなと思いながら一護に問いかける。
すると一護は顔を赤くしながら…………
一「お、お前にやるよ//////」
そう言って顔をそらしながら桜を指さす。
そしてパッと一護を見ると一護の首には……
「鍵穴のネックレス…………?」
桜のネックレスのカギがちょうどはまりそうな鍵穴のネックレスが。
そのネックレスはオレンジ、赤、黒。
鍵穴はシルバーだった。
一「ペ、ペアのネックレスだ……///」
「……ほんとに私に?」
一「あ、あぁ//////」
一体、どんな顔でこれを選んだんだのか。
女の子が入りそうなお店の中で1人で。
たくさんの商品を手にとりながら……。
「……うれしい…………ありがとう一護……。」
一「なっ!?お前なんで泣いて……!?」
「嬉しくて…………。」
一「あー、もう!俺が泣かせてるみだいだろうが!」
そう言って一護は桜を抱きしめる。
「一護が泣かせたんじゃん……!」
一「それを言われたら何も言い返せねーだろーが!」
桜は顔を上げる。
ちょうど一護と目が合う。
そしてふたりして笑いあった。