第13章 雲と出会った太陽
(いつになったら解放してくれるんだろう?)
桜は連れ去られてからずっと考えてた。
この人が自分を連れ去った理由。
「ねえ、そろそろ降ろして。」
改「むり。だって降ろしたら逃げるだろ?」
「当たり前でしょ。」
改「ほらね。だから無理なの。」
「どうしてそこまでして私を連れていくの?
どうしてルキアと一護から逃げるの?」
改「あんたには関係ねーよ。」
桜はずっと問いかけていたが何一つ答えてくれなかった。
改造魂魄に抱えられたままついたところは
とある小学校だった。
そこで桜の目に入ったのは授業をサボっている男の子3人。
授業をサボりながらゲームをしていた。
「ねえ、授業に行かないの?」
桜は少し緩くなった改造魂魄の腕からスルリと逃げ小学生のところに行き問いかける。
小1「はあ?誰だよアンタ。」
小学生の1人が反抗してくる。
「今はそんなとこでゲームしてる時間じゃないでしょ。
さっさと授業に戻りなさい。」
しかし、そんな桜の言葉を無視して小学生はゲームを続ける。
すると小学生の1人がゲームをしながら言う。
小2「なんだよコイツ。ぜんぜん使えねーし。
役に立たないんだったら消すだけだ。」
小3「そーだ。消せ消せ!」
「ちょっとアンタたち......」
桜が注意しようとした時だった。
バゴンツ!!
「......え?」
改「行くぞ。」
改造魂魄が小学生のゲームを壊してまた桜を連れて行ったのは。