第13章 雲と出会った太陽
その頃 教室では...。
(一護...虚の退治に行ったのかな?)
少しだけ。
虚の気配を感じていた桜。
(...最近 人の気配がよく わかるようになった...。
あの チャド君の一件以来......。)
あの 不思議な現象が起きた一件。
一護が 透明の黒い蝶に囲まれて 虚の攻撃を受けなかったこと...。
(なんだったんだろう......。)
近頃 そればかり考えている。
すると............。
(一護...?)
外の方から一護のような気配がした。
一護のような。
一護と似ているが一護ではない気配。
不思議に思って窓の外を見ると...。
「......えっ。」
一?「よう。ここって1年3組であってるよな?」
一護が校庭から1年3組の教室に登ってきた。
ジャンプでこの3階の教室に。
いきなり起きたことに生徒達は驚き声を上げる。
生徒「今 黒崎下からジャンプで登ってきたよな!?」
生徒「そんなわけないじゃん!ここ3階だよ!?」
生徒「でも 登ってきたよ!」
みんなが騒いでいる中。
1人だけ目の前にいる一護に違和感を覚えている桜。
(なに?この感じ...。一護なのに......。
一護じゃないみたい......。)
一?「初めましてお嬢さん。
僕に名前を教えてくださいな......。」
そう言って一護?は桜の手を握り
手の甲にキスをしようとした時......。
パンッ!!!
乾いた音が教室に響いた。
織「......桜ちゃん?」
「...触らないで......。」
桜が一護?の頬を思いっきり叩いていた。
怯えた表情で......。
一?「...アンタ......。」
「...だれ...あなた...。
......一護じゃない。」