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Flower story 《 BLEACH 》

第12章 芽生えた新しい種


「はぁっ、はぁっ、はぁっ......。」


あれから。

ルキアを二手にわかれてから。

後ろを見てもあの小さな虚しかいなかったため安心していた桜だった。

しかしその安心もすぐに崩される。

少し遠くで爆発音が聞こえたと思ったらあの虚が翼を広げてこっちに飛んできた。

親玉の姿を見たからなのか小さな虚たちは先ほどの倍以上のヒルを吐く。

それをかわしながら走っていたが足がもつれてしまいこけてしまった。

そこに大量のヒルを吐かれそのままあの虚が笑いながら舌を鳴らしすさまじい爆発に巻き込まれてしまった。


虚「ほらほらほらほら!!!
早く逃げろよ!!つまんねぇだろ!!」


親玉の虚は仲間である小さな虚を投げてくる。

桜は全身血まみれでもう走る気力もなかった。

虚はそんな桜の首を掴み壁に叩きつける。


「うあっ!!!」


首も背中も頭も足も 何もかもが痛かった。


虚「へへっ。やっと喰えるぜお前の魂。
最初からあの死神もどきよりあんたの方がいい魂の匂いがしてたからなぁ。
ずっと楽しみにしてたんだぜぇ?」


「...は...なして...よっ...!」


桜がそう言うと虚は首をつかんでいる方の手に力を込める。


「う......あぁ......。」


首を締められている状態の桜。


虚「お前は黙って俺に喰われてればいいんだよ!!!」


「!!!」


虚の口が開きもうダメだと思った桜。


「.........?」


いつまでも痛みがやってこないので不思議に思って目を開けると.........。


「...い......ち...ご...。」


一「...悪ぃ遅くなった。」


虚の口を斬魄刀で固定して桜の体の状態を見る一護。

制服が赤く染まっている桜の姿を見て一護の心にはとてつもない怒りがこみ上げてくる。


一「...てめぇ、桜にこんなにケガさせやがって...。
ちょっとやそっとじゃ俺のこの怒りはおさまんねぇぞ!!!!」





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