第12章 芽生えた新しい種
一「どうしたんだよ夏梨!!
お前らしくもねぇ!!!」
夏「あたし、見ちゃったんだ......。
昨日のインコについてた霊の記憶...。
あたしが一番年が近いからかな......。」
そして夏梨は泣きながら一護の服を掴んで言う。
夏「あの子目の前で、目の前でお母さんが殺されてた!!!
お願いだよ一兄.........。
あの子をあの子を助けてあげて......!
あっちに行けばお母さんに会えるって教えてあげてよ.........!」
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「はあっはあっ......。」
ル「くそっ。追いつけん!!!」
桜とルキアは茶渡が目の前にいるというのに追いつけなかった。
女子の中ではトップクラスの足の速さでもやはり男子には追いつけない。
「ルキア、ちゃん...!大丈夫?」
ル「...お前こそ.........」
その時だった。
?「あんたら、いい匂いがするなぁ!」
桜・ル「!!!!」
追いかけるのに必死で背後から近づく虚に気が付かなかったふたり。
虚「食われてくれよ、その魂!!!」
ゴッ!!!!
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一『...何年ぶりだっけ夏梨の涙を見たのは。
おふくろが死んでから夏梨は一度も泣かなかった。』
一「泣くなよ夏梨。
あの子は絶対俺が母親のところに送ってやるから......!!!!」
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ル「うっ!!!」
「ルキア!!!」
桜を狙った虚だったが、ルキアが桜を庇い地面に叩きつけられる。
しかし、その場で一回転しキレイに着地する。
虚「へぇ一発で死なねぇのか、なかなかやる.......」
その途端
「うるさいんだけどッ!」
桜が虚の顔にキレイに蹴りを入れる。
そして虚の仮面を掴み後ろに回る。
そこからルキアが出てきて
ル「君臨者よ!!血肉の仮面・万象・羽搏き
人の名を冠す者よ!!
心理と節制 罪知らぬ夢の壁に僅かに爪を立てよ!!!!
破道の三十三!!蒼火墜!!!」
ドン!!!!
ル『打てた!!よし!このくらいの力は戻って......』
そう思ったが...。