第12章 芽生えた新しい種

その頃......。

とある使われていない工場で。


茶「...どうにかまいたか？」


イ『オジチャン モウイイヨ。』


茶「...大丈夫 なんともない。」


すると天井からパラパラと破片が降ってくる。

その次の瞬間.........


ドゴォォォン！！！！


天井が落ちてきた。


茶「見つかった...！逃げるぞ...！」


イ『...オジチャン。』


茶「...大丈夫、なんともない。
お前の母ちゃん、ゼッタイに俺が助けてやる...！」


ダダダダダダダ！！！

茶渡は全速で走る。

すると、ある角を曲がったところで。


一「チャド！！見つけた！！！」


茶「！！」


茶渡は一護達から逃げるように走り出す。


一「バカ！！逃げんな！！」


「茶渡くん、ひとりでいると危ない！！」


一護も桜も走り出そうとした時だった。


？「一兄！！！！」


一「夏梨！？！？」


そこにはフラフラの一護の妹の夏梨がいた。

夏梨はその場に倒れる。


一「夏梨！？どうした！？」


一護は夏梨に駆け寄る。

すると......。


「一護！あなたは夏梨ちゃんを家に送ってあげて。
茶渡くんは 私とルキアでなんとかする。」


一「な、何言ってんだよ桜！！
そんなワケには.........」


ル「文句を言うな！桜の言う通りだ。
そいつをここに置いていったことで虚との戦いに上の空ではこっちが困るのだ！」


「そういうこと。だから早く夏梨ちゃんを...」


一「桜お前は虚と戦う力はないだろ？
...頼むから無茶すんなよ......！」


「......わかってるよ。
行こ！ルキア！！！」


ル「あぁ！！！」


そして二人は走って茶渡を追いかけていった。

一護は夏梨を抱きかかえて家に走る。