第12章 芽生えた新しい種
一「ただいまー.........?」
遊「どいてどいて おにいちゃーん!!」
夏「はいはい ジャマジャマー!!!」
いつにも増して黒崎医院は忙しかった。
タンカが行ったり来たりしていて一心は大声で電話をしていた。
一心「だから ウチじゃ応急処置しかできねえ患者もいるんだよ!!
お前んとこの院長にクロサキからの要請だって言え!!!!」
そして怒りに任せて電話を切る。
一「親父!俺に手伝うことは......」
一心「ねぇよ!!隅っこで大人しくしてろ!!!」
そう言われてしまって一護は拗ねて部屋の隅っこで体育座りをしていた。
すると...............
一心「一護!!ちょっと来い!!
お前の仕事だ!!」
一「お、おう!」
一心に呼ばれて一護が行くとそこには...。
一「チャド!?!?!?」
一心に肩を貸してもらって立っている茶渡がいた。
茶「む、一護......。」
そして一護も肩を貸し診察所へ向かう。
そこには痛々しい傷を負った茶渡の背中。
一心「こりゃひでぇ。
全体から血が吹き出してやがる。
こりゃしばらく 大人しく......」
茶「い、いえ...もう...大丈夫っす。」
そう言って椅子を立った瞬間に茶渡は倒れた。
一心「ほらな!遊子、夏梨、ベットの用意だ!!!」
一護は立ち尽くしていた。
急いで部屋に戻る。
一「...おい、ルキア。」
ル「わかっている。ここからでも感じた。
やつの傷からは虚の匂いがした!!」
その頃 夏梨は茶渡が持っていたインコを茶渡の病室へ運ぶ。
すると............
夏「!!!!」
何かを感じたのか。
その後 夏梨はすぐに寝込んでしまった。