第11章 芽生える友情の花
虚「...ジャマするきか!!」
一「...それが俺の仕事なんでね。
井上を殺したければ先に俺を殺すんだな!」
桜が死神姿の一護を見たのは2回目。
こんな体の状態でいながら不覚にも
かっこいいと思ってしまう。
そして虚は攻撃をしてこなくなった。
一護はゆっくりと周りを見渡す。
そして たつきが遊びに来ていて巻き込まれたことに気づいた。
それから 桜を見る。
一「...くそっ。」
桜は血だらけで床に倒れていた。
かろうじて意識はあった。
後ろを見ると倒れている織姫がいる。
一「なっ!?井上は.........」
そして横を見る。
そこにも織姫がいた。
一護の顔を見て織姫は言う。
織「あ、やっぱり!!
黒崎くんだ!!!」
一「お前...なんで俺の姿が見え......」
普通の人間には死神の姿は見えない。
それが霊圧のある人間もしくは。
魂でない限り。
織姫は倒れている織姫と鎖で繋がっていた。
虚「......決まってるだろう。」
一「!!!!」
虚「そいつが魂だからだ!!!
残念だが織姫はもう死んだ!!!!」
ガン!!!!!
虚が長い尻尾で攻撃してくる。
一護は斬魄刀で止めたが。
一「...斬れねぇ!?」
虚の尻尾にはうろこのようなものがあり刃が通らなかった。
ドンッ!!!!!
という音と共に一護は空に投げ出される。
一「くそ!!!!」
一護の頭からは血が流れていた。
虚「威勢のいい台詞を吐いた割にはずいぶんと動きが鈍いじゃないか......。
そんなに織姫の魂が抜けていたことがショックか?黒崎一護!!!!」
次は虚の口からなにか液体が飛んできて一護の手にかかった。
ジュッ!!!!
一「うあっ!?」
手が焼けるような感覚が一護を襲い一護は斬魄刀を落としてしまった。
その隙に虚が一護を尻尾で空から地面に叩きつける。