第2章 成長する種
白「よし。今日は終わりにしよう。」
「ありがとうございました。」
この日もいつもどうりに白哉と 修行を
していた。
あの護廷十三隊に入った日から 2月ほど
たった。
2月でいろいろあった。
たくさんの人と仲良くなって いろいろなこともできるようになった。
あの時 隊長たちが見たのは浅打に触れただけで 《始解》までたどり着いた桜の才能。
普段は 普通の刀の形をしている。
始解をして あの美しい形になる。
しかし 白哉はあれ以来 あの美しい刀を見ていない。
白「もう 始解はしないのか?」
「一人で森などに行って修行してるときにはしてますよ。」
白「もういちどみたい。」
白哉がそう言うと桜は刀をかまえて
「 咲き誇れ 『花姫』」
そのとたん あの綺麗な刀ができる。
今まで見たことのない 美しい始解。
白哉は始解に見とれていた。
あの時と……初めて桜を見た時と同じ気持ちになっていた。
「どうでしょう?」
そう言ってニコッと笑う桜。
白「みごとだ……。
こんなに美しい始解は見たことがない。」
「ふふっ。ありがとうございます。」
そして すぐに刀を元に戻す。
「じゃあ 私も仕事に戻りますね。」
あれから 桜は六番隊に所属して
今は いろいろな隊の手伝いをしている。
白「今日、どこの隊だ?」
「 十一番隊と四番隊です。」
白「気をつけていって来い。」
「はい ありがとうございます。」
桜は瞬歩でその場を去った。
そこにある人物が現れる。
?「すごかったですね 桜。」
白「恋次か。」
六番隊 三席 阿散井恋次。
恋「あれ始解ですよね?
あんなに 綺麗な始解だとは思いませんでした。」
恋次は今日 初めて桜の始解を見た。
恋「今日 十一番隊かぁ。男ばっかですよ?心配ですね。」
白「!!!」
男ばかり。
桜はまだ 十一番隊は行ったことがなかった。
それに今までの手伝いは常に白哉がいた。
今日から 一人で手伝いをする桜は……。
白「すまぬ、恋次!!!後を頼んだぞ!!」
恋「え……え?」
白哉は瞬歩で消えた。