第2章 成長する種
山「白哉 ほんとに真央霊術院に行かせずに
自分のもとで ティンカーベルを育てるのか?」
白「当たり前だ。そしてティンカーベルではない。
桜という名前がある。」
山「……おぬしが そこまでいうなら大丈夫だろう。
あい わかった。ではこれから桜が
瀞霊廷にいることを許可する。」
「……ほんとに?」
白「というわけだ。
すぐにでも修行をしよう。ついてこい。」
そう言われたので一番隊隊舎を出ようとしたところだった。
山「待て。
まだ 死覇装も浅打も持っとらんじゃろう。
これを 渡す。」
そう言って渡されたのは 真新しい死覇装と
浅打。
桜が 浅打を手に持った瞬間だった。
浅打の形が変わっていき 他の斬魄刀より
少し長く細い 後ろの部分に真っ白のリボンのようなものがついた刀になった。
皆「「「「!?!?!?!?!?」」」」
白「もう 斬魄刀に……?」
日「こんなことってあるのかよ……?」
春「才能ってやつかなぁ。」
山「………………ほう。」
そのみんなの反応に桜はたじろぐ。
?「普通は鍛錬を重ねて 浅打と心を通わせてから 浅打が主と認めたとき 斬魄刀に変わるんです。」
?「おもしろいネ。私の研究材料にしてあげてもいいヨ?」
?「はっ!!おもしれぇやつだ!!」
?「ほんとにこんなことが……。」
?「ほんま 興味を誘うなぁ。こん子は。」
卯ノ花 、涅 、更木、砕蜂、市丸の順に言葉を発する。
?「初めて見たな こんなことは。」
?「彼女の正義が強いんだろう。」
?「才能とは恐ろしいものだな。」
次に 浮竹、東仙、狛村。
いまここで すべての隊長が桜の
才能を認めた。