第11章 芽生える友情の花
一「どういうことだよ!!
聞いてねーぞそんなこと!!!あいつらは
バケモノなんだろ!?
倒さなきゃなんねーんだろ!?」
そう言って一護はルキアの胸ぐらをつかむ。
そしてルキアはつかまれながら言う。
ル「そうだ!今はもうバケモノだ!!!
倒さなければならない!!!」
一「今は...ってことはやっぱり!!
俺が今までしてきたことはなんだったんだよ!?」
ル「口論してる暇などない!!!」
ルキアが今までで一番強く言う。
そして冷たい顔をして。
ル「桜が......死ぬぞ。」
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織「あー!!これ美味しい!!!」
た「桜がいなかったらどうなってたことか.........」
「なんとか上手くいったし大丈夫だよ!」
織姫の家では織姫と桜が作った料理が振舞われていた。
とても美味しい料理だった。
た「それにしてもさー。」
たつきが話を始める。
た「桜、正直に答えてね?」
「え、うん?」
た「高校入ってから何人に告られた?」
「ぶほっ...。」
桜は飲んでいたお茶でむせてしまった。
「ど、どうしたの急に?」
た「いいから。」
織「あーそれ、私も聞きたい!!」
ふたりから暑い眼差しを送られて仕方なく桜は答えた。
「18人......だったかな?」
た・織「えええええええええ!?!?」
予想をはるかに上回る数でふたりとも驚いて声を上げた。
織「え、まって学校始まって1ヶ月だよ!?」
た「そうだよ!!!」
織姫とたつきはふたりでアタフタしている。
その様子を見ていて桜の頭にはハテナ。
しかし次の瞬間。
「!!!!」
背筋が凍るような威圧を感じた。
威圧と共にドンッという音もした。
織「...なに?」
すると部屋にあったクマのぬいぐるみが床に落ちる。
織「あっ!」
織姫は慌ててぬいぐるみを拾う。
しかしぬいぐるみはヌルッとしていて...。
織「な、にこれ?.........血?」
次の瞬間桜は見てしまった。
虚の手が織姫を貫くのを。