第11章 芽生える友情の花
一「.........そっか。
なら俺と一緒にいない方がいいんじゃねぇか?」
「ううん。私は一護がいないとダメだから。
だからこれからも一緒にいてよ。」
この言葉がどれほど一護の胸に響いたことか。
どれほど一護の心を満たしたことか。
一「そっか、なら一緒にいような!!」
とびきりの笑顔を桜に向ける一護。
そのふたりの様子を見ていたルキア。
ル「桜、変わったな......。」
そこにはルキアの知らない桜がいた。
ルキアの知っている桜は隊長という立場からかあの性格だったのに甘えるということをしなかった。
しなかったのではなく知らなかったのか。
今ではそう思う。
でも、今の桜は。
一護という心の支えを見つけて。
甘えるということをしている。
ルキアはわかった。
桜にとって一護がどれだけ大事な存在なのか。
そして.....................
桜の想い人は一護だと。