第11章 芽生える友情の花
一「ちょっ、イキナリすぎねぇか!?」
ル「うるさいぞ!黙って見ておれ!」
あの男の子は桜に頭を下げている。
あんなにかっこいい告白をされたら誰でもキュンとくるだろう。
それに加えてあのルックス。
一護の心は絶望に支配されていた。
「...えと、ありがとう。」
一「っ.........。」
桜がアイツに笑顔を向けた。
告白されてた。
もう.........これは.........。
と思った一護だったが.........。
「でも、ごめんなさいっ...。」
一「え?」
「渡辺くんはホントにかっこいいしすっごく優しい。
今日はじめて話した私でも分かったよ。」
渡「じゃあ.........」
「でも、ごめんなさい。
............私、好きな人いるの。
好きなのかは分かんないんだけどその人といるとすっごく安心して楽しくて。
その人がほかの女の子といると胸が痛いの。
恋って私にはよくわかんないけどこれを恋っていうんじゃないのかなって思ってる。
それに...私、その人じゃないとダメなんだ。
その人のおかげで今の私があるの。
だから.........ごめんなさいっ...。」
渡「...そっか。残念だけどそれだったらしょうがないね...。
俺はその気持ちを恋っていうんだと思う。
その気持ち大事にしてね......。
じゃあ。」
「あ、まって!!」
渡「?」
「こんな私を好きになってくれてありがとう。
渡辺くんだったらもっといい人が見つけられる。
これからは友達としてよろしく!!」
渡「うんっ!またね!!」
「バイバイ!」