第2章 成長する種
「白哉さん これはどういうことですか?」
いま桜の目の前には 伝説と言っていいほどの人物 山本元柳斎がいた。
そして 自分の周りには 隊長羽織をきた
凄まじい霊圧を放つ人物たち。
自分にその霊圧が向けられているということは分かるが なんてことない。
白「死神になるのではないのか?」
「なりますよ?
なりますけど まずこの状況を説明してください。」
白「桜の目の前にいるのが 総隊長で
周りにいるのが…………」
「そういうことは聞いてません。
なぜ 私がここにいるんですか?」
そう。
いま桜は一番隊の隊舎にいる。
死神になることを決意したのは昨日。
しかも 真央霊術院に行くとばかり思っていたので 瀞霊廷にきてかなり驚いている。
「私は真央霊術院に行かないと……」
白「必要ない。大事なことは私が全て叩き込む。」
?「まぁ たしかに僕たちの霊圧に耐えているのはすごいねぇ。」
?「……眉一つ動かさないな。」
声のした方を見ると カラフルな着物を着た男の人と 銀髪の小さい男の子。
「別に 動かすほどのモノでもないですよ
京楽隊長 日番谷隊長。」
春・日「!?!?」
ここにいるもの皆が驚いた。
昨日まで流魂街にいた 少女が隊長の名前を
覚えているということに。
たしかに 隊長は有名だ。
しかし それは真央霊術院の中だけであって
流魂街で知ってる人はそこまでいない。
山「白哉 この少女はもしかしてティンカーベルではないのか?」
白「そのとおりだ。」
皆「「「「ティンカーベル!?!?!?」 」」」
瀞霊廷でも 有名であるティンカーベル。
美しすぎる容姿と 一度見たら吸い込まれそうな目。
?「なぜティンカーベルがここにいるんだい?」
「色々 あったんです 藍染たいちょ……」
白「桜?」
なぜだろう。
藍染をみたとき 何かを思い出しそうになった。
何故か 寒気がした。
「なんでもないです。 すいません。」