第10章 再会した記憶なき花
「はっ!!!」
目覚めた桜。
そして最初に目に入ったのは............。
「喜助さん............?」
壁にもたれかかって
コクリコクリとしてる喜助だった。
まわりを見ると自分の部屋だった。
窓の外は真っ暗で綺麗な三日月が
輝いていた。
そして目に入った。
「............刀?」
いつからそこにあったのだろう。
月の光に照らされていた刀があった。
そしてその隣にはなぜかコハクがいた。
スッと布団を抜け出して刀のところに行く。
「............綺麗.........。」
こんな綺麗な刀があるのかと思うほど
綺麗な光を放っていた。
そしてその刀に触れようとした時............
喜「ダメです 桜サン!!
その刀はだれにも心を許さないんス!!
刀に触れたら拒絶されます!!」
喜助が叫んだ。
「......喜助さん?起きてたの?」
喜「たった今 起きました。」
そして喜助は少し身なりをただして話す。
喜「桜さん 覚えてます?
今日 おきたことを。」
今日 おきたこと。
「.........虚というやつのことですか?」
そして喜助は頷いた。