第9章 すすみだす花時計
?「我々 死神の仕事はふたつ。
ひとつは整を魂葬で尸魂界に送ること。
魂葬は貴様らの言葉で成仏といったかな。
そしてふたつめは虚を昇華、滅却すること。
今回の私の任務はこれにあたる。」
その話を聞いて一護と桜は心に引っかかることがあった。
一「ちょっと待て。お前が任務でここに来たんならその虚ってのは今この近くにいるってことか?」
すると死神は普通の顔で
?「そうなるな。」
と答えた。
桜・一「!?!?!?」
一「ば、バカなのかお前は!?!?
だったらさっさとソイツ退治しに行けよ!」
すると死神は少し困ったような顔で。
?「先程からソイツの気配をまったく感じなくなってしまったのだ...。」
一「な、なんだよそれ。どういう............」
一護が言いかけた時。
ウォォォォォォォォン!!!!!!!
桜・一「!?!?」
?「まるで何か大きな力に感覚を阻害されているような.........。」
一「おい死神!!!
今すげぇ音 聞こえなかったか!?!?」
?「すごい音?そんなものいつ............」
ウォォォォォォォォン!!!!!
またあの音が聞こえた。
?「聞こえた!!これは間違いなく虚の声!」
しかしまだ死神には見えないフィルターがかかっているように聞こえた。
それよりも一護が自分より早く虚の声に気づいたことに驚いていた。
すると..................
遊「きゃあっ!!!!!」
一「遊子の声!?!?!?」
すると死神はすごい速さで一護の部屋を出た。
そして扉を開けた瞬間に感じた虚の霊圧。
大きな霊圧だった。
そして死神は急いで下に降りた。
一「くそっなんだよこの術!!!
襲われてんのは俺の家族なんだ!!!」
「一護 無理しちゃダメ!!!!」
桜の声もむなしく一護は鬼道がかかったまま下に降りた。
そして急いで桜も後を追う。