第9章 すすみだす花時計
夏「OKもらった?」
「うんっ!
なんなら 泊まっても構いませんぞって。」
遊「なんだか特徴的な話し方だね?」
電話の相手はテッサイだったから。
ふと 横を見るとまだ一護と一心は言いあっていた。
そして視線に気づいたのか一護がこっちを見ると............
一心「スキありぃ!!!!!」
と言って一護にプロレス技を仕掛けた。
しかしなにも反抗しない一護。
一心「?」
すると突然ガバァッと起き上がり一心を投げ飛ばす。
一「もういい!俺は寝る!!!
行くぞ桜!!!!」
「えっちょっ!?!?」
そして桜の手を引いてズンズンと2階に上がる一護。
「すいません今日お泊まりしますね!!」
一心「桜ちゃんなら大歓迎よ♪」
2階から聞こえてきた声に一心が返す。
そして乱暴にバタンと扉が閉まる音がする。
一心「.........可愛かったなぁ桜ちゃん。」
夏「...確かにね。声も可愛かった。」
珍しく夏梨が賛成した。
遊「ほんとのお姉ちゃんになって欲しいなぁ。」
一心「それなら一護と桜ちゃんが
結婚すればいいだけだ。」
夏「..................結婚してほしいな。」
一心「一護が結婚か............。
想像出来ねぇな真咲?」
そう言って壁に飾ってある写真に問いかける。
そこには 真咲フォーエバー と書いてあった。
夏「まずそのバカみたいな遺影をはがさないとムリだね。」
そういいつつ写真に優しい笑顔を向ける夏梨だった。