第9章 すすみだす花時計
一「ここなんだよ俺ん家。」
着いたことろには❪クロサキ医院❫と書かれた建物だった。
「.......ここ病院じゃないの?」
一「俺ん家町医者なんだよ。
人様の命を預かったり預からなかったり。
そのせいなのかは分からねえけど物心ついた時にはもう幽霊が見えてたんだ。」
「そうなんだ。」
じゃ入るぞ?
と言ってドアを開ける一護。
桜にはなぜかこの建物が少し懐かしく感じた。
一「ただいまァ。」
先に家に入った一護。
あとを追って入ろうとすると.........
?「おそーい!!!」
一護に綺麗な蹴りがはいってきて、それを
一護はモロにくらっていた。
そして玄関に倒れる一護。
「一護っ!?!?」
心配して桜は近くに寄る。
?「...誰だこの美女は!?!?」
一護を蹴った人物が桜を見てキラキラする。
桜が顔を上げてその人の顔を見ると
一護に似ていた。
見たところ一護の父親なのだろう。
一「てめぇ!これが必死こいて除霊して帰ってきた息子に対する挨拶か!?!?」
?「やかましい!どんな理由があろうと
我が家の鉄の団欒を乱すものには血の制裁を下すのみ!!
そして誰だこの美女は!?」
やはり。
一護のお父さんだった。
一「こいつは桜、俺の同級生だ!!
除霊してたら遅くなったから飯でも食ってけって言って連れてきたんだよ!!」
?「一護の同級生にこんな美女が!?」
一護のお父さんはびっくりした表情をすると
桜の前で膝をつき.........
一心「はじめまして桜ちゃん。
俺は黒崎 一心。見てのとおり一護の父親で...............」
?「紳士ぶるなっ!!!!」
一心の頭にゲンコツが入った。
夏「私は黒崎 夏梨。
そしてこっちは黒崎 遊子。
このバカ親父の娘だよ。」
遊「優しそうな可愛いお姉ちゃん!
桜ちゃんって呼んでもいい?」
2人の笑顔はあの一護の太陽のような笑顔にそっくりだった。
夏「ご飯食べていくんだったら家に連絡したほうがいいんじゃない?」
そして夏梨から電話を受け取りしっかりと
許可を得た桜だった。