第9章 すすみだす花時計
ヤ3・4「「いやぁぁぁぁぁ!?!?!?」」
そしてすごい形相で謝りながら走って逃げて行ったヤンキーたち。
一「もうこんだけ脅しとけばここには近づかねぇだろ。」
「............あの一護?」
一「あぁ悪かったな1人で喋ったりして。」
「あのー」
一「俺、幽霊見えるんだよ。驚いたか?」
「いやいや話を聞こうよ。」
一「なんだ?」
「私も見えるから気にしないで?」
そう言って少女の幽霊の頭をなでる桜。
その様子を見て一護はおどろく。
一「......見えるし触れんのか?」
「うん。気づいた時にはもう。」
一「触れるやつは俺も初めて見たぜ。」
もうあたりは暗かった。
こんな時間に女を一人で帰らせるわけにはいかなかった一護は
一「.........俺ん家来るか?
もう結構遅いし飯でも食ってけよ。」
「え、でも...............」
一「いいからほら。」
「きゃあっ!」
一護はあの時のように桜をお姫様抱っこして走り出した。
この日 一護の世界が180度変わることをまだ
誰も知らない。
そして桜とあの人物が再開することも...............。