第8章 記憶なき花
看板には空座第一高等学校の文字。
そして地図が。
「.........ちょっと行ってみよう。」
なにに惹かれたのか桜は地図に書いてあった空座第一高等学校に行った。
「............すごい。」
たくさんの人。
そしてみんな同じ服を着ていた。
「これが前 喜助さんが言ってた高校なのかな?」
前に聞いたことがある。
高校。
簡単に言えば勉強をするところ。
桜も今年から高校に入ってもいいんじゃないか。
そう喜助に言われていた。
「............空座第一高等学校......。」
もし高校に入ることが出来たなら。
この高校に来たい。
なぜなのかわからないが桜は強く思った。
「...あっ いけない!買い物!!!!
いこ コハク!!」
そして焦った様子で走っていく桜。
その様子を見てたひとりの人物。
?「..................誰だ?今の.........。」
桜の姿が見えなくなるまでその姿を目でおっていた人物。
綺麗すぎる少女に見惚れてしまっていた。
?「............空座第一高等学校か...。」
その人物は呟く。
?「...やっべ そういや俺も買い物行かなきゃ............。」
そしてその人物もその場を去る。
これは神様のいたずらなのか。
どうして2人はこんなにも巡り会うのだろうか。