第8章 記憶なき花
「..................ん。」
つぎの日。
桜は目が覚めた。
朝日が眩しく寝起きには少しキツイ。
「...............あ。」
そして隣には小鳥のコハクが眠っていた。
なぜ小鳥になったのか。
やはり以前の自分の記憶となにか関係があるのか。
「...............やめよう。」
今はまだこのことを考えるほど頭が冴えていない。
部屋の窓を開けて空気をいれかえる。
コ「.........キィ?」
「あ、起こしちゃった?
おはよう コハク。」
コ「キィ!!」
桜の肩にとまるコハク。
そして桜のいる2階の下の1階からいい匂いがする。
喜「桜さーん!!!
ごはんっスよー!!!!!!」
「はーい!!!!」
コハクとともに下に降りる。
台所にはガタイのいい男の人と小学生くらいの女の子。
そしてテレビをみてる男の子と喜助。
「...............あ。」
人。
桜は少し震えてきた。
すると...............
喜「...大丈夫っス。
彼らはアタシの家族。怖がることはありません。」
そういいながら桜の頭を撫でる喜助。
その行動に落ち着いてきた桜。
そして震えがとまる。
「.........はい。大丈夫です。」
喜「よし。ではごはんにしましょっ!!!
テッサイさーん!!!雨ー!!!
ジン太ー!!!!」
そして3人とも喜助のとこに来る。
それぞれに自己紹介してもらい少しだけ打ち解けた桜。
ガタイのいい男の人はテッサイさん。
女の子は雨ちゃん。
男の子はジン太くん。
こうして桜の新たな生活が始まった。