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人魚王子

第2章 本編


「海翔!私こそごめんね!」
「……は?なんで……?」
「私なんかが初キスの相手で……それで、怒って帰ってこないんだと思ったから……」

私が言うと、海翔は顔を背けた。
よく見ると、耳が真っ赤……。

「べ……別に怒ってない。いや、その……ちょっとこっぱずかしかっただけで……」
「ホント!? 本当に怒ってないの?キスしちゃって照れてただけ!? こっぱずかしかっただけ!?」
「コ、コラ!大声で言うな!! ホントに怒ってねーから!!」

海翔は顔まで真っ赤になって否定してる。

「涼夏こそ、俺にキスされて嫌じゃなかったのかよ」
「うん……」

だって、海翔のこと、大好きだから―――





カラオケ大会は見事優勝!!
賞品は大きなスイカでした。
それを2人で食べたんだけど、すごく美味しかった!

「そう言えばさっきの歌、良かったな。ラブソング?」
「え?……うん。聴こえてたんだ」
「当たり前だろ。涼夏の歌声ならどんなに離れていても届くよ」

海に恋にラブソング。
海翔に会ってから教えられてばっかり。
毎日がわくわくする。
明日にはどんな楽しいことが待っているのかな?
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