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人魚王子

第2章 本編


「涼夏……?」

突然声がして、顔を上げると目の前に海翔がいた。

「海翔!どうしてここに……!?」
「涼夏の泣く声が聴こえてきたから……。大丈夫?目が真っ赤……」

長時間海から離れられないって……、
うちには来れないって言ってたのに……。

このまま何も伝えず別れるのは嫌だ。
伝えたい……。
私の想いを全部……。

「私ね、海翔の事が好き。大好きなの。離れたくない。海翔がいるこの島で、ずっと暮らしていたい……」

涙があふれ出す。

「……俺も。涼夏の事大好きだから。
涼夏はずっとここにいればいい」

海翔に手を引かれ、私は海翔の大きな胸の中で泣いた。
海翔はそんな私を
強く、強く、ずっと
抱きしめてくれた……。
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