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【ハイキュー!!】金木犀

第6章 勿忘草




お姉ちゃんからお兄ちゃんを助けて?


「一体どう言う事だ?」


誰の事だと、澤村は眉を寄せ男の子に視線を合わせた。


(お兄ちゃん……早くしないとお姉ちゃんに連れて行かれちゃう。)


だから、お兄ちゃんを助けてと何度も何度も繰り返し、次第に男の子の目からは涙がボロボロと零れ落ちてきた。


(それに……)



















早くしないとお兄ちゃんも連れてくよ?


男の子の顔がドロリと溶け、反射的にマズイと感じた澤村が男の子から素早く距離を取るのと同時に今まで暗闇に閉ざされていた場所に色が差した。




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