第5章 万事屋
冷蔵庫を見てみると材料は結構そろっていたので私たちは何品か作った。
神楽ちゃんとのクッキングはすごく楽しくて終わる頃にはすっかり仲良くなっていた。
神)できたアルヨー。
神楽ちゃんと私は料理を運ぶ。
新)うわぁすごい‼︎なんかすごく美味しそうですね!
銀)まともそうで良かったぜ。
雪)味の保証はできませんけど。
私たちは席についた。
全員)いただきまーす。
銀)まずは唐揚げを…。
〈パクッ〉…⁉︎お前料理上手いな!
新)本当!この煮物も美味しいです。
神)もっといろんなの教えて欲しいアル。
みんなはとても喜んで食べてくれた。
銀)どんなブスにも取り柄はあるもんd…おい。お前首のとこ皮が剥けてるぞ。
銀さんが私の首を指さす。
首の辺りを触ると確かに剥けている感じがする。が、痛くない。
まさか…
雪)…あ、あぁ。さっき紙で切ったんです。
銀)そうか。
キャサリン風の超リアルマスクを一週間も付けっ放しにしていたせいでマスクの付け根が脆くなってきていたのだった。