第12章 取り戻した未来
『終わった……な』
『ええ…』
『…………』
『………』
『『やったぁぁぁ!』』
『長い旅だったな(泣)』
『ええ…泣』
『意外と魔王バター弱かったな』
『だな、フューリュの方が戦いがいが良かった』
『でも、平和になったんだから良かったわ!』
『そうだな…』
『平和になったはずなのに…』
『寂しい……』
『え?』
『皆に会えなくなるのは寂しいよ(泣)』
末桜は泣き出してしまった
『末桜ちゃん…すぐ会えるわよ!』
『そうそう!すぐ会えるって』
『うん…(泣)』
『さあ、とにかく城を出るか』
「ま、待て…」
『『!?』』
『その声は…』
『フューリュじゃねーか!?何故生きてる』
「許さぬ、許さぬ、許さぬ」
『何かヤバくね!?』
『皆!逃げるぞ!』
こうして俺らは逃げる事にした
(ボーーン
『爆弾!?』
『早くしないと!私達まで燃えちゃうわ!』
後ろにはクモのように追ってくる
フューリュが居た
「待て、待て、待て」
『うぁぁ!?』
物が倒れたりして大変だ
『キャッ』
寧音が倒れた
『寧音!?』
『先に行って下さい…』
『でも!』
『早く!!』
『見捨てる訳が無いだろう!』
赤灯が寧音を引っ張り助けた
『赤灯君…』
『俺らはもう、仲間だ!仲間を見捨てる事なんて出来ないからさ!』
『…ありがとう』
「ウヒャヒャヒャ」
『そろそろ!出口よ!』
『おう!皆頑張ろう!』
ドアが見えて来た
梓が通り○けフー○見たいのを使い
ドアに貼り付けた
『早く出て!』
そのおかげか何とか俺達は燃やされる前に出る事が出来た
(グァァァア…覚えておれよ…勇者赤灯…
そう言って城ごと燃えた
『今度こそ…倒せたんだよね?』
『そうだな!』
『やったぁぁぁ!』
「勇者様達!!」
声のする方を見ると、野菜畑村の人々が駆け寄って来た
「私達人々の平和を救ってくれてありがとうございました!!」
『いえいえ、俺らは…』
『まあ!良いじゃないの!ちゃんと認めましょうよ!世界を救ったヒーローってね?』
『………そうだな!』