第12章 取り戻した未来

「まあ、とにかく野菜畑村で宴じゃ！！」

『野菜畑村のスープ大好きなんですよ！』

「ﾊﾊﾊ！気に入ってしまったか！」

『はい！』

「お兄ちゃん達、お帰り！」

『那須元気にしてたか？』

「うん！」

『偉いぞ？』

「えへへ」

【こうして宴が終わったあと】

「勇者様、休んで行かれないのですか？」

『そうだよ！休んで行けよ！』

『いやいや、また、いつか来るからさ！』

『そうか、絶対来いよ！』

『うん！』

「お兄ちゃん達じゃあね！またきてね！」

『うん！じゃあね！那須ちゃん』


『じゃあね！』


『今までありがとうな！』

「勇者様達、気をつけて下さいませ！」

こうして俺らは野菜畑村を去った

『ここの道で豚丸と戦って、鹿尾菜さんと会ったんだっけ？』

『そうね、末桜が意識不明になった所ね』

『懐かしいな！』

『さて、行くか』

『ええ』

しばらく歩き続けると、愛祈り町に着いた

「勇者様！お帰りなさい！」

「おお！梓様！良くぞご無事で！勇者様達もご無事で良かったです！」

「梓様…」

『次郎！会いたかったわ！』

「私もです…」

『それで、次郎？寧音も此処に住んでも宜しいかしら？』

「はい、大丈夫ですよ！」

『良かったな！寧音』

『はい！』

『じゃあ、そろそろ俺らは行くか！』

『だな！』

「勇者様泊まられて行かれないのですか？」

『はい！またいつか来ますね！』

「はい！お待ちしています！」

『赤灯達、ありがとうね？私を救ってくれて…』

『私もありがとうございました！！』

『いえいえ！じゃあ二人ともじゃあな！』

『バイバーイ！』

こうして、俺らは愛祈り町を過ぎた