第1章 旅の始まり
親父とお袋が笑っていた
そして、目の前には勇者の服、剣、盾があった
『何だよ、これ』
『おめでとう、お前は立派な勇者だ』
『は!?俺は、勇者になんかならねーぞ!』
『ごめんなさいーもう勇者の手続きしちゃったの』
お母さんはニコッと言った
『うぁぁぁ!!!何故だ!ふざけてやがる!
俺には未来がぁ』
そう言って俺は、渋々と城に連れてこられた
『っでお主が魔王バターを倒すと言う奴なんじゃな?』
『はい、そうです唐辛子 赤灯と言います!』
『お主…』
『はい?』
『何故、一輪車に乗ってお手玉をしておるのじゃ』
気づけば俺は、そんな事をしていた
『アハハ…何故でしょうね?』
『こっちが聞きたいわい!』
王様はカンカンに怒っていた
『お主、やる気はあるのかね?』
『も、勿論ですとも!』
『おい、例の物を』
王様は兵士に何か言って
兵士はある宝石を持ってきた
『王様、それは?』
俺が聞くと王様はにやけながら言った
『これは、正なる宝石じゃ、これを使うと嘘つきか本当か分かるのじゃ』
『そうなんですか』
『これを握って、光れば正しいのじゃ』
そう言って王様から宝石を貰い握った
すると眩い光に襲われた
『な、何じゃ!?この光は今まで見たことが無いぞ!』
王様は兵士に言っていた