第4章 愛祈り街はいずこに?
『あ!あそこが愛祈り街か!!』
『うん、そうだね』
『うぁー!楽しみね!』
『いや、そんなに楽しみにしないほうが良い』
『どうして?』
『あそこにはさ…凄く占い師が居るんだ、そいつは昔から人に毒を吐く天才だと言われてるからさ』
『へー!会ってみたいな!』
『そうね!余計に会いたくなったわ!』
『まあ、そう言うなら別に良いけど…』
『よーしじゃあレッツゴー!』
【一方愛祈り街、キリシタン教会】
『梓様!そろそろお告げの時間を』
『変ね…誰かがこの街に来てる気がするわ…』
『え?どういうことですか?』
『誰かがこの街に入ってくるわ、3人くらいね』
『そうですか…』
『フフ、彼らがどんな風にこの街に来たのか興味が湧くわ』
『そうですね…』
『さて、お告げに行きましょう』
『あ!待ってください梓様!』
【一方赤灯達は】
『さて、無事愛祈り街に着いたな!』
『だな』
『そうね!』
『さて!街を探検しよう!』
『何のお店があるかしら!』
【一時間後】
『っで何でどこの店もやってないんだよ!』
『さあ…』
『がっかり…』
『あそこに居るおじさんに聞けば?』
『えーどうしよう』
『そこはジャンケンで決めましょうよ!』
『あー!もう何でもいいから早く決めよう』
『ジャンケンポン』
『って結局俺かよ』
『頑張ってね!由真君』
『頑張れよ!』
『はいはい…あの、すみません』
『何だい?』
『どうして今日はお店がやってないんですか?』
『ああ…実は…ここの神子の梓様が突然居なくなってしまって…』
『そうなんですか…じゃあ俺達も探します』
『おお、ありがとう…』
『えっとお名前は?』
『私は梓様のお側に居させてもらってる
次郎と申します』
『次郎さんね…』
『私が側についていたのにも関わらず、なんと情けない…』
『そんなに責めないで下さい…必ず探し出しますから!』
『ありがとうございます』